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眼瞼黄色腫
2013 - 07/06 [Sat] - 16:26
眼瞼黄色腫は、主に上のまぶたに黄色いしこりができる病気です。
しこりの正体はコレステロールです。なので、この病気には高脂血症を伴うことが多いですが、なかにはコレステロールが正常値でも黄色腫ができる方もいます。
治療は、クロフィブラートというコレステロールを下げるお薬を飲む内科的治療、液体窒素で凍らせてやっつける冷凍凝固療法、CO2レーザー治療、手術などが行われています。
この病気自体は、あくまで外見上問題になるだけなのですが、
最近の研究で、この病気がある人は心筋梗塞などの虚血性心疾患などに罹患しやすくなることがわかってきました。
当院での治療の実際をお見せします。
治療前です。目の内側に黄色いしこりがあります。
治療後です。黄色腫はほとんど消失しています。
職業柄、接する人の皮膚病が目に付いてしまうのですが、意外と眼瞼黄色腫を持っている方は多いです。
黄色腫は治る病気ですし、高脂血症が隠れている場合もありますので、放置せず一度受診されてみてはいかがでしょうか。