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たなか皮ふ科クリニック

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カンジダ性爪囲炎

2013 - 10/25 [Fri] - 17:46

手の爪の周りが腫れている、爪がボコボコしている、爪の根本が浮いている、などの症状ありませんでしょうか。

それはもしかしたら「カンジダ性爪囲炎」かもしれません。



カンジダ症は、皮膚や粘膜にカンジタ菌が感染することによって生じます。
カンジダ菌はカビの一種ですが、水虫菌(白癬菌)とは違って、口腔内、腸内の常在菌でだれでも普通に持っている菌です。



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これがカンジダ性爪囲炎です。(ご本人の同意を得て掲示しております。)
爪の周りが腫れて赤くなります。爪が白くなったり、ボロボロになったります。
皿洗いなど水を使った家事を頻繁にされる方が感染しやすいです。

検査は顕微鏡検査を行うと、カンジタ菌が認められます。

治療ですが、基本的には、抗真菌薬の塗り薬で治療を行いますが、治りにくい場合には飲み薬による治療が必要な場合があります。

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内服治療後です。
すっかり改善しています。


カンジダは他にもいろいろな症状を生じます。

乳児寄生菌性紅斑
陰部の赤み、膿疱が主体です。おむつかぶれによく似ています。

カンジダ性口角炎・カンジダ性口内炎
口の端が切れて痛みを生じます。口の中に白い白苔が生じます。

カンジダ性指間びらん症
水仕事をする機会の多い人(主婦、漁師さん、調理関係の仕事)に生じます。利き手の第3指間によく見られます。


カンジダ性爪囲炎は非常に多い病気ですが、放っておいてもなかなか治らないことも多いですし、腫れて痛むこともあります。
お困りの方は受診をおすすめします。

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田中英一郎

Author:田中英一郎
新潟県村上市の皮膚科クリニックです。岩船地域の医療に貢献できるよう、「確実な診断」「的確な診療」を目標に、患者さま一人ひとりを理解しながら診療を進めていく。そんな皮膚科医院を目指しています。

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